【イルカに嫌われるスイマーの特徴】寄ってこない人の共通点とその理由

🐬 イルカが逃げる人の共通点とは?

~距離感と信頼、静かなやりとりの話

御蔵島で野生のイルカと泳ぐとき。
よく「なんであの人ばっかりイルカが寄ってくるの?」と話題になったりする。
でも、そこにはちゃんとした“理由”がある。
イルカは人を見ている。いや、“感じ取っている”。

💨 必死に先頭を取っても、避けられる理由

イルカと遊びたい。その気持ちは分かる。
でも「先頭に出たら遊んでもらえる」と思って前に出る人ほど、実はイルカに避けられる。
イルカには見えている。
こっちがどんな勢いで、どんな気持ちで向かってきているか。
エコロケーション(音波)でスキャンして、行動や気配を感じ取っているんです。
大事なのは、「見つけた!」と思った時に、すぐ向かって突撃しないこと。
見つける前に受け入れ体制の自分をスキャンしてもらうこと
彼らの進行方向やスピードを見極め、そっとその方向に寄るくらいでちょうどいい。

🤿 ジャックナイフだけで遊ぼうとするのは逆効果

よく見かけるのが、
「イルカに興味を持ってもらえるはず」と思って、いきなりジャックナイフ(素潜り)を繰り返す人たち。
でも、これが逆効果になっていることも多い。
とくに 手を使って勢いをつけないと潜れない人 のジャックナイフは、
水中でドタバタしてしまい、イルカからすると“急に追われた”ように感じる。
まるで、犬に向かっていきなり飛びつくようなもの。
そりゃあ、逃げる。

🐕 犬に近づくとき、どうする?


ちょっとイメージしてみてほしい。
初めて会った犬に近づくとき、いきなり抱きつかないよね?
まずは目を合わせて、しゃがんで、静かに近づいて…
犬の反応を見ながら、ゆっくりと手を差し出すはず。
イルカも、あれと似てる。
こちらがどう接するか、ちゃんと見てるし感じてる。
“急な動き”は、彼らにとって警戒のサインになる

🤿 潜るなら「自然に」

僕もジャックナイフで潜ることはある。
でも、それはイルカの進行方向やタイミングを見たうえで、
“自然に潜って沈んでいくように”入っている。
また、並走しながら潜ることもあるけど、
それはあくまでイルカとのリズムや空気を感じ取った上での動き。
大事なのは「スマートに・静かに・イルカの気持ちを読んで」潜ること。
これができて初めて、“潜る”という行為が遊びにつながる。

🚫割り込むと、遊びは終わり

「もう遊んでるイルカだから、自分も一緒に遊べるかも」
そう思って割って入ってくる人も多い。
でも、イルカとのやりとりは言葉じゃなく“感覚”のやりとり。
そこに「邪魔が入った」と感じたら、その瞬間に遊びは終了してしまう。
何度も見てきたけれど、割り込まれた途端にイルカがくるりと向きを変えて離れていく姿は、本当にハッキリしてる。

📍 じゃあどうすればいいのか

たとえば、誰かがイルカと遊んでいるなら、その先で
イルカの進行方向に少し離れて待ってみてほしい。
遊びが一段落したとき、イルカが次に向かう先にあなたがいれば、
自然と新しい“遊び相手”として発見される。
このパターンは、本当に遊べる確率が高い。

🛥️ よくある僕の体験
たいてい、みんなが一度船に上がったあとでも、僕は水中でイルカとずっと遊んでいられる。
ポツンとひとりになっても、イルカたちが離れない。
でもそれも、向こうにとって居心地がいいと感じてもらえてるから。
再エントリーしてきたスイマーが無理に入ってきた瞬間、たいていその遊びは終わる。
それだけ、彼らは繊細で賢くて、関係性を大切にしているんだと思う。

 ⚓️最後に:イルカと向き合うということ

彼らは、ただの“野生動物”じゃない。
こちらの意図や姿勢、気持ちを感じ取る、凄い生き物
そして、僕らに問いかけているように思う。
「その行動、こっちからどう見えてるか考えてる?」
「一緒に遊ぶ気ある?それともただ見たいだけ?」
大切なのは、イルカの視点で考えること。
ただの自己満足では、関係は続かない。
イルカとの時間をより深く、豊かにするために、
まずは一歩引いて、自分の行動を見つめ直すと気が付くことがあるかもしれない。

📘 関連記事:

▶【イルカとの接し方】カメラに寄ってくるのは“カメラのせいじゃない”|信頼される人の共通点

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