📸イルカがカメラに寄ってくる理由──本当は“人の姿勢”がすべてかもしれない
by yu-/dolphinsYU
「カメラを構えたら、イルカが寄ってきた」──
それって、本当に“カメラのせい”だったのかな?
野生イルカたちは、機材よりも人の気配や姿勢に敏感です。
今回は、僕が実際に体験した「寄ってくるイルカと、寄ってこないイルカ」の違いを通じて、
本当に大事な“向き合い方”について考えてみました。
僕は大きなカメラ(ハウジング付レンズ)を手に泳いでいると、よく言われる言葉がある。
「大きなレンズだから、イルカが寄ってきてくれて羨ましいです」と。
たしかに、大きな機材は“興味を引く要素”にはなる。
でも、それだけじゃない。いや、むしろ違う
📷レンズだけじゃ、イルカは寄ってこない
イルカは、ただの「物」に反応する動物ではない。
彼らは“相手を見て”反応する。
それは、こちらがどんなふうに接しているか、どう動いているか、どんな気持ちを持っているか——
泳げない人が同じカメラを持っていても、イルカはスルーするだろう。
大切なのは「何を持ってるか」より「どう接してるか」。
あるとき、僕はあえてイルカに一切意識を向けず、
“ある人物を撮るため”だけに集中して泳いでみた。
カメラもレンズもいつもと同じ、でも気持ちと動きがまるで違う。
すると驚くほど、イルカの反応も変わった。
寄ってこない。
目も一瞬しか合わない。
遊びにならない。
彼らは見ている。
「今のあなたは、こっちを見ていないな」って、ちゃんと感じ取っている。
👀カメラは心を通わせるためのひとつの入口にすぎない。
カメラはただの道具。
けれど、それが“心が本当に向いている人”の手にあるときだけ、
使える特別な鍵のような物
だからこそ、イルカが寄ってくる理由を
「レンズのおかげ」と思う前に、ちょっと立ち止まってみてほしい。
こっちの行動が、あっちにどう映ってるか?
それを想像することが、最大の分かれ道だ。
📹 “道具の力”より、“気持ちの姿勢”
カメラに興味を持つことはもちろん確実にある。
それは否定しない。
でもそれは、こっちが本気で向き合っているときだけ、使えるスーパーアイテム見たいなもの。
逆に、イルカを見ていないと、レンズなんてただの重たい異物。
それを証明するような体験だった。
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🐬イルカに選ばれる人でありたい
イルカは、ただの動物じゃない。
彼らは“関係性”で動く。
「この人、安心できるかも」
「この人となら、遊んでもいいかな」
そんなふうに“見て”、選び、寄ってきてくれる。
本気で向き合っている時に使える特別な道具
イルカとの距離を一気に縮めるファストパスを使うには姿勢があってこそ
イルカに選ばれる人であるために。
「寄ってくるのはカメラのおかげ」なんて言葉の前に自分の心が
イルカにちゃんと向いていたか、自分優先の心になっていなかったか
少しだけ立ち止まって考えてみて欲しい。
もし海でイルカと出会ことができるなら、そんな存在になってくれたら嬉しい。
🌱 最後に:すべての始まりは「興味」からでいい
僕がここまでイルカに向き合ってきたのは、時間をかけて、たくさんの出会いと失敗を重ねてきたから。
でも、最初の一歩が「ちょっとやってみたいな」でも、全然かまわない。
きっかけは人それぞれだし、誰にだって“初めて”はある。
大切なのは、
その中で「イルカの気持ちを想像してみよう」とする心。
そこから、少しずつ関係が育っていく。
どんな入り口でも、イルカへのリスペクトがある限り、
この海は誰にでも、ちゃんと応えてくれると僕は思っています。
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