
毎年冬になると奄美大島へやってくるザトウクジラ。
「いつ行けば見られる?」「どこに多い?」「ベスト時期は?」という疑問に、
このページではわかりやすく完全ガイドとしてお答えします。
この記事では、
見られる時期・クジラの行動パターン・エリアの特徴・観察のコツをまとめました。
冬の奄美旅行の計画に、ぜひ役立ててください。
奄美大島でザトウクジラが見られる時期(結論)
【奄美大島のザトウクジラの基本的な時期】
- 初確認は 12月中旬〜
- 一番見られるベストシーズンは 1月下旬〜3月上旬
- 北へ帰り始めるのは 3月中旬〜4月上旬
この中でも、最も遭遇率が高いのは「1月下旬〜3月上旬」です。
親子クジラが多く滞在し、行動も落ち着いているため、観察や撮影にとても向いているシーズンです。
時期ごとのクジラの様子と特徴
奄美大島でのザトウクジラシーズンを、ざっくり3つの時期に分けるとこんなイメージになります。
| 時期 | クジラの様子・特徴 |
| 12月中旬〜1月上旬 | シーズン序盤。まだ頭数は少ないですが、「今シーズン初クジラ」の確認報告が出始める時期です。 |
| 1月下旬〜3月上旬(ピーク) | 最も遭遇率が高いハイシーズン。親子クジラが特に多く、ゆったりとした泳ぎや休憩行動を観察しやすい時期です。ブリーチやテールスラップなど、迫力ある行動も増えてきます。 |
| 3月中旬〜4月上旬 | クジラたちが北の海へ帰り始めるタイミング。頭数は減っていきますが、運が良ければ「名残りクジラ」との出会いもあります。 |
旅行日程を組むなら、1月下旬〜3月上旬を中心に考えるのがおすすめです。
なぜザトウクジラは奄美大島にやってくるの?
ザトウクジラは、夏のあいだはアラスカなどの高緯度の海でたくさんのエサを食べて栄養をため、
冬になると出産と子育てのために暖かい海へと大移動(回遊)します。
奄美大島が選ばれる理由はいくつかあります。
- 水温が安定していて、子育てに適した暖かさがある
- 深場と浅場のバランスがよく、母子クジラが休みやすい地形
- 天敵や船のプレッシャーが比較的少ない
- 回遊ルート上に位置していて、立ち寄りやすい
こうした回遊の流れは、奄美大島だけで起きているものではありません。
環境省の資料でも、沖縄・慶良間諸島周辺は日本有数のザトウクジラの回遊・繁殖海域として紹介されており、ホエールウォッチングが行われています。
ザトウクジラは、沖縄から奄美にかけての海域を南北に移動しながら、出産や子育て、休息を行っていると考えられています。
奄美大島は、そうした回遊ルート上に位置する重要な海域なのです。
※参考:環境省「慶良間諸島のホエールウォッチングについて」↓↓↓
👉「環境省「慶良間諸島のホエールウォッチングについて」」に外部リンク
特に奄美は、「親子クジラの比率が高い海域」として知られています。
波の穏やかな海で、母クジラと子クジラがゆったりと過ごす姿を観察できるのが大きな魅力です。
奄美大島のどこで見られる?主なエリア
ザトウクジラは奄美大島の周辺広い範囲で見られますが、特に多いとされるエリアは次のとおりです。
- 瀬戸内町〜加計呂麻島周辺(南部エリア)
- 古仁屋沖
- 嘉鉄・油井・押角沖 など
風向きやうねりの入り方によって、その日に出られるエリアは変わります。
経験のある船長さんは、当日のコンディションを見ながらクジラの出やすい海域を選んでくれます。
奄美でよく見られるザトウクジラの行動
奄美の海では、運が良ければこんな行動に出会えることがあります。
ブリーチ(ジャンプ)
水面から全身を大きく飛び上がる、もっとも迫力のあるパフォーマンス。
強い風やうねりの日に見られやすいと言われることもあります。
テールスラップ(尾びれ叩き)
尾びれで海面を何度も叩きつける行動です。
仲間とのコミュニケーション、虫落とし、遊びなど、さまざまな意味があると考えられています。
ペックスラップ(胸ビレ叩き)
長い胸ビレを水面に叩きつける行動。
白い胸ビレが海面に大きく現れるので、写真映えも抜群です。
親子クジラの休憩
子クジラが水面近くで休み、母クジラが少し深いところでゆっくりと見守っている光景も、奄美ではよく見られます。
穏やかな時間が流れる、癒やしのシーンです。
ザトウクジラを見つけるためのコツ
【クジラを見つけやすくするポイント】
- 風が弱く、波の穏やかな日を狙う
- 遠くの「潮吹き(ブロー)」を見逃さない
- 双眼鏡があるとクジラ発見のチャンスが広がる
- できれば滞在日数を2日以上にしてチャンスを増やす
自分で探すのはなかなか難しいので、経験豊富な船長さんのツアーに参加するのが一番の近道です。
よくある質問(Q&A)
Q. 遭遇率はどれくらいですか?
年や海況によって変わりますが、1月下旬〜3月上旬のピークシーズンであれば、
ツアーによっては80〜90%前後の遭遇率と案内されることもあります。
Q. 午前と午後、どちらがおすすめですか?
一般的には、風が弱くて波もまだ上がりにくい午前便のほうが安定しやすいです。
ただし、その日のコンディションによるので、現地の船長さんの判断が最優先になります。
Q. 必要な持ち物は?
防寒具(冬の海上は冷えます)、酔い止め、風を通しにくいアウター、帽子、サングラス、日焼け止めなどがあると安心です。
カメラやスマホを使う場合は、防水ケースやジップロックなどもおすすめです。
まとめ:奄美の冬はザトウクジラの季節
【奄美のザトウクジラまとめ】
- 見られる時期:12月中旬〜4月上旬
- ベストシーズン:1月下旬〜3月上旬
- 親子クジラが多く、穏やかな子育てシーンが特徴
冬の奄美大島は、まさに「クジラが主役になる季節」です。
天候や海況に左右される自然相手の出会いだからこそ、1回1回のクジラとの時間が特別な思い出になります。
ぜひ、あなた自身の目で、奄美の海を訪れるザトウクジラたちを見に行ってみてください。
奄美大島ホエールスイム、ホエールウォッチング参加についてはこちら↓↓↓
参考・関連資料
本記事は、以下の公的・専門機関の公開情報を参考にしつつ、
現地での観察事例をもとに独自に構成しています。
・環境省「慶良間諸島のホエールウォッチングについて」
・日本鯨類研究所(ザトウクジラの生態・回遊)
